【目次】

1. はじめに：なんで宅建士を取ろうと思ったのか？

2. 1回目：甘かった…。完全にナメてた

3. 2回目：時間と気合は入れた。けど、あと一歩届かず

4. 3回目：メンタルと戦略の両方で挑んだリベンジ戦

5. 宅建士になって、何が変わった？

   • 1. コストカットとリスク管理が劇的に変わった

   • 2. 専門家と対等に会話ができる

   • 3. クライアントや顧問先からの信頼が段違い

6. 最後に：資格は“手段”でしかない。でもその“効果”は想像以上だった

7. 補足：宅建士を取るならこれだけは押さえて！

 

はじめに：なんで宅建士を取ろうと思ったのか？

みなさん、「宅建士」って聞くと、どんなイメージを持たれますか？

おそらく、「不動産業界の資格でしょ？」とか「営業職の人が取るやつ？」って印象が多いと思います。

実際、それは間違っていません。

ですが、僕の場合、そもそも不動産業を本業としていたわけではなく、

経営や投資の延長線上で「必要に迫られて」取りに行った、というのが正直なところなんです。

実は、宅建を取ろうと思った一番の理由は、

「不動産取引をもっと安心して、合理的に進めたい」と思ったから。

投資や事業の中で不動産を扱うことも多くなってきた時期に

「これ、ちゃんと理解してないとヤバいぞ」と危機感を持ちました。

「高額な取引なのに、なんとなくの知識で進めていいのか？」
「業者任せで、大きなミスがあったらどう責任取るんだ？」
「専門家と渡り合うには、最低限の知識と資格が必要だろう」

そんな想いがあって、宅建士の資格取得を決意したんです。

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1回目：甘かった…。完全にナメてた

正直、最初の受験は「ちょっと本腰入れればいけるっしょ」ぐらいに思ってました。

法律系の勉強もそこそこ経験があったし、

「宅建は簡単」というネットの情報を鵜呑みにしてたんですね。

でも、現実は甘くなかった。

試験の範囲は、民法、不動産登記法、宅建業法、法令上の制限、税金など…多岐にわたる。

そしてそれぞれがけっこう細かいし、なにより試験の傾向が特殊。

択一式の問題でも、引っかけ問題や細かい判例知識を問われる問題が多くて、

「うわ、これ予備校のテキスト丸暗記じゃダメなやつやん…」と気づいた頃にはもう遅かった。

初回の点数は、合格ラインに10点以上足りない、という結果。

完全に勉強量が足りてませんでした。

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2回目：時間と気合は入れた。けど、あと一歩届かず

さすがに2回目は本気出しました。

テキストも新しいものに変え、過去問も10年分以上こなして、模試も数回受けました。

毎日のルーティンに宅建の勉強を組み込んで、スケジュールも綿密に立てたんです。

でも、結果は「あと1点」で不合格。

悔しかったですね。「ここまでやって落ちるのか…」と自信をなくしかけました。

ただ、このときに学んだのは、「宅建試験は、知識だけじゃなく“解き方”が大事」だということ。

試験独特の出題傾向、時間配分、選択肢の切り方…

そこを意識しないと、合格点に届かないというリアルに気づいた回でした。

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3回目：メンタルと戦略の両方で挑んだリベンジ戦

3回目は、ある意味「メンタル勝負」でした。

「もう落ちたくない」
「でも焦っても仕方ない」

そう割り切って、勉強スタイルを大きく変えました。

具体的には、

• インプットは最低限に絞って、ひたすら過去問演習と解説分析に時間を割く

• 毎日“朝一”に宅建を触る時間を固定して、習慣化

• 苦手な法令上の制限と税金を重点的に潰す

• 模試は時間配分のトレーニングと割り切って活用

そして、迎えた3回目の本試験。手応えはあった。

でも、自己採点するまではやっぱり不安…。

結果は、「合格」でした。

合格ラインよりも3点上。ようやくリベンジを果たせた瞬間でした。

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宅建士になって、何が変わった？

ここからがこの記事の本題です。

「宅建士になって、何が変わったか？」

結論から言うと、仕事の幅と信用のレベルが一段階上がったと断言できます。

具体的には、以下の3つが大きな変化でした。

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1. コストカットとリスク管理が劇的に変わった

不動産に関する契約書や重要事項説明書（いわゆる“重説”）を、

業者に丸投げするのではなく、自分で“読み解ける”ようになったのは本当に大きいです。

たとえば、賃貸借契約や売買契約に含まれる

「解除条項」「違約金」「用途制限」など、

以前は「まあ大丈夫っしょ」と流してた箇所も

いまは「これ、ちょっとリスク高いから直してもらおう」と判断できる。

これはつまり、“不利な契約を回避できる”能力なんですよ。

実際に、自分が関わった案件で

「契約内容を修正しなかったら、将来数千万円レベルの損失が出ていた」ケースが複数あります。

長期的に見れば、合計1億円以上の“無駄な支出”を防げたと言っても過言ではありません。

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2. 専門家と対等に会話ができる

弁護士や司法書士、税理士、行政書士、不動産業者…。

事業をやっていると、これらの専門家と関わる機会は多いです。

でも、専門家って、つい専門用語で一方的に説明してきがちなんですよね。

宅建を取ったことで、彼らの話が“通訳なし”で理解できるようになったし、

「それって民法上のどの規定に基づいてますか？」とか

「実務上は登記とセットで進めた方がいいんですよね？」

といった具体的な会話ができるようになりました。

これは、相手にとっても「お、この人はちゃんとわかってるな」と思ってもらえるので、

関係性構築にもめちゃくちゃプラスに働いています。

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3. クライアントや顧問先からの信頼が段違い

僕はコンサルタントとして、クライアントの経営や財務、不動産投資のサポートもしています。

その中で「宅建士の資格持ってます」と言えるのは、

想像以上に大きな信頼を得られる武器になります。

「ただのアドバイザー」ではなく、

「法律と実務の両面から提案できるパートナー」として見てもらえるようになるんですよね。

これは自分が武器を持ったという意味でもそうですし、

相手の意思決定スピードを加速させるという意味でも、

宅建士という資格は想像以上の価値があると感じています。

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最後に：資格は“手段”でしかない。でもその“効果”は想像以上だった

正直、資格を取るだけなら、時間もお金も労力もかかります。

3回も落ちた自分が言うんだから間違いない（笑）。

でも、それでも言いたい。

宅建士の資格は、「取って終わり」じゃなく、「使ってこそ価値がある」。

そして、「自分で契約を読み解ける」「相手の説明の裏側を察せる」「危ない物件を見抜ける」…

そういう力を持つことは、経営者や投資家にとって、ものすごく大きなリスクヘッジになります。

あなたが事業をしているなら、資産形成を考えているなら、不動産に関わるなら。

「宅建、取っておいて損はない」です。

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補足：宅建士を取るならこれだけは押さえて！

最後に、これから宅建を目指す方に、僕の経験から3つだけアドバイスを。

1. 「宅建業法」から攻略せよ
   　出題数が多く、得点源。条文の暗記と過去問演習で確実に点が取れます。

2. “わかる”じゃなく“解ける”を意識
   　過去問で「このパターン、見たことある」をどれだけ増やせるかがカギ。

3. 直前期は“過去問だけ”でOK
   　テキストに戻る時間よりも、選択肢の見極め力を鍛える時間を。

 

 

※こちらの記事は、2025年4月頃に撮影しました下記弊社YouTube動画を元に作成しております。

 

【宅建士】3回挑戦して合格！1億円のコストカット？宅建士になってマジでよかったこと。【宅地建物取引士 国家試験 資格 不動産投資 買取再販 法人営業 IT受託経営者】

 

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