【個人事業主の法人営業】営業が弱いと組織化できない!?個人事業主の落とし穴とは?
2025.9.12
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- 代表取締役浦谷 将太
- 南山大学を卒業後、Web制作、AIチャットボットKUZEN、アプリ受託開発、ITコンサルティング事業に累計約7年間携わり、営業・事業経験は約10年。
2021年に株式会社Desafiosを設立し、Webアプリ開発、セールスマーケティング支援、コンサルティング、DX支援事業を行う。
アプリ開発やWeb制作プロジェクトでは、PMやPMO、コンサルタントとして、プロジェクトマネジメントやコンサルティング、COO代行業務などを担当し、クライアントの目標達成に向けて尽力している。
受託案件実績は200件以上。
システム受託系企業を中心に経営支援を行い、
月商200~500万円の達成をはじめ、初の融資調達、スタッフ採用、黒字決算、資金繰り改善、複数案件受注(ラボ開発・SES・受託・映像など)、営業の仕組み化・組織化など、具体的な成果を創出。
2022年より不動産賃貸業を開始。累計20棟の戸建てを取得し、自社で宅建業も展開。金融機関13行との取引実績を持ち、累計調達額は9,450万円に達する。
カスタマーサクセスの精神を大切にしながら、顧客のビジネス成長を支援。
- 所有資格
- 宅地建物取引士、日商簿記2級
目次
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はじめに ― 個人事業主が直面する「営業の壁」
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営業力が組織化のカギを握る理由
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個人事業主が陥りやすい営業の落とし穴
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営業を「分解」して考えるという発想
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チーム営業のすすめ ― 分業による効率化
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営業力を強化するために必要な3つの力
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① コミュニケーション力
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② 交渉力とロジカルシンキング
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③ 自信と経験値の積み上げ
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営業を強くする具体的なトレーニング方法
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長期的な信頼関係構築の重要性
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まとめ ― 営業を武器に組織化を実現するために
1. はじめに ― 個人事業主が直面する「営業の壁」
個人事業主やフリーランスとしてビジネスを始めると、最初は自分一人で案件を取り、サービスを提供し、売上を積み上げる形になります。
しかし、一定の売上規模を超えたところで必ず直面するのが 「営業をどう組織化するか」 という課題です。
商品・サービスのクオリティや専門スキルが高くても、営業力が弱ければ法人顧客から選ばれることは難しく、結果的に「人を雇う規模までいけない」「自分が動かないと売上が止まる」という状況に陥りがちです。
2. 営業力が組織化のカギを握る理由
事業を拡大するには「人件費」という投資が必要になります。
しかし営業が弱ければ「雇ったはいいが売上が伸びない」というリスクが発生し、組織化が破綻する可能性が高いのです。
個人事業主がよく言うのが、
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「自分なら売れるけど、他人に任せると売れない」
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「結局自分が動いた方が早い」
この状態では、事業が“自分依存”から抜け出せず、拡大のボトルネックになります。
3. 個人事業主が陥りやすい営業の落とし穴
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コミュニケーション力不足
→ 相手の話を理解せず、自分の言いたいことだけを伝えてしまう。 -
営業を丸投げしようとする
→ 営業は高度なスキルが必要な業務。全部を人に任せると成果が出ない。 -
短期的な売上を優先して信頼を失う
→ 一度は売れても、顧客からの信頼がなくなれば継続受注にはつながらない。
4. 営業を「分解」して考えるという発想
営業を「丸ごと任せる」のは難しくても、プロセスを分解して分業する 発想を持つと一気にハードルが下がります。
例えば営業を以下の工程に分けることができます。
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アポイント獲得(面談設定)
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ヒアリング(課題抽出)
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提案資料作成
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プレゼン・クロージング
すべてを一人で完璧にこなせる人材は稀ですが、「アポ獲得が得意な人」「資料作成が得意な人」と分担すれば、それぞれが高いパフォーマンスを発揮できます。
5. チーム営業のすすめ ― 分業による効率化
小規模事業だからこそ、“プレイングマネージャー”型 の営業体制を最初から意識することが重要です。
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自分がクロージングを担当しつつ、資料作成や一次対応は他のメンバーに任せる
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得意な人材と組み、チームで提案を行う
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プロジェクトマネジメントのように営業プロセスを管理する
こうすることで、自分一人の能力では到達できなかった 1000万円規模の案件 も、チームで取りに行けるようになります。
6. 営業力を強化するために必要な3つの力
① コミュニケーション力
営業における「コミュニケーション力」とは、ただ話が上手いことではありません。
大切なのは 相手の話を正しく理解する力。そのためには、知識のインプットと質問力の強化が欠かせません。
② 交渉力とロジカルシンキング
顧客には必ず「予算上限」や「制約条件」があります。
営業側はそれを踏まえつつ、「なぜ自社の提案がベストなのか」 を論理的に説明する必要があります。
感情的な押し売りではなく、納得感のある理由づけが勝負の分かれ目です。
③ 自信と経験値の積み上げ
高額商材をいきなり売るのは難しいものです。
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低単価商品から経験を積む
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成功体験を重ねて「売れるイメージ」を持つ
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売れている人の営業に同行して学ぶ
こうした積み重ねが、自信を育てていきます。
7. 営業を強くする具体的なトレーニング方法
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ロールプレイング:実際の営業場面をシミュレーションし、改善点を洗い出す。
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結論から話す訓練:「主張 → 理由 → 事例」の順で説明する習慣をつける。
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質問力強化:「なぜ?」を繰り返し、顧客の本音や課題を掘り下げる。
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営業日誌:毎回の面談で「うまくいった点/改善点」を書き出す。
8. 長期的な信頼関係構築の重要性
営業のゴールは「1回売ること」ではなく「顧客と長期的な関係を築くこと」です。
短期的にはごまかせても、数年後に「頼んでよかった」と思ってもらえるかどうかが本当の勝負。
個人事業主こそ、誠実な営業 が最大の武器になります。
9. まとめ ― 営業を武器に組織化を実現するために
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営業力が弱いと組織化は進まず、事業は「自分依存」に陥る
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営業を「分解」してチームで行う発想が重要
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コミュニケーション力・交渉力・経験値を鍛えれば営業力は必ず伸びる
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短期的な売上ではなく、長期的な信頼関係の構築を意識する
営業は一朝一夕で強くなるものではありません。
しかし、着実に鍛え、チーム化の工夫を重ねれば、個人事業から組織化への道は必ず開けます。
👉 法人営業や組織化に悩んでいる方は、ぜひお気軽にご相談ください。
※こちらの記事は、2025年6月頃に撮影しました下記弊社YouTube動画を元に作成しております。
【個人事業主の法人営業】営業が弱いと組織化できない!?個人事業主の落とし穴とは?
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