【開発×DX】“選ばれる開発会社”の条件|スピード・提案力・文化の全貌を語る

2025.9.17

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【開発×DX】“選ばれる開発会社”の条件|スピード・提案力・文化の全貌を語る
代表取締役浦谷 将太 
南山大学を卒業後、Web制作、AIチャットボットKUZEN、アプリ受託開発、ITコンサルティング事業に累計約7年間携わり、営業・事業経験は約10年。
2021年に株式会社Desafiosを設立し、Webアプリ開発、セールスマーケティング支援、コンサルティング、DX支援事業を行う。
アプリ開発やWeb制作プロジェクトでは、PMやPMO、コンサルタントとして、プロジェクトマネジメントやコンサルティング、COO代行業務などを担当し、クライアントの目標達成に向けて尽力している。
受託案件実績は200件以上。
システム受託系企業を中心に経営支援を行い、
月商200~500万円の達成をはじめ、初の融資調達、スタッフ採用、黒字決算、資金繰り改善、複数案件受注(ラボ開発・SES・受託・映像など)、営業の仕組み化・組織化など、具体的な成果を創出。
2022年より不動産賃貸業を開始。累計20棟の戸建てを取得し、自社で宅建業も展開。金融機関13行との取引実績を持ち、累計調達額は9,450万円に達する。
カスタマーサクセスの精神を大切にしながら、顧客のビジネス成長を支援。
所有資格
宅地建物取引士、日商簿記2級

目次

  1. はじめに
  2. スピードこそ最大の競争力
    2-1. 開発スピードがビジネスを左右する時代
    2-2. スピードを実現する3つの仕組み
    2-3. 実例:6ヶ月の開発期間を2ヶ月に短縮
  3. 提案力:単なる受託からの脱却
    3-1. クライアントは「作る会社」ではなく「考える会社」を求めている
    3-2. 提案力を支える要素
    3-3. 提案例:物流業界の業務改善
  4. 組織文化と開発文化の重要性
    4-1. なぜ文化が選定基準になるのか
    4-2. 良い開発文化の3要素
    4-3. 実例:属人化を防ぐ仕組み作り
  5. 技術力は前提条件に過ぎない
    5-1. 技術だけでは差別化できない
    5-2. 技術力を価値に変えるための条件
  6. 選ばれる会社に共通するマインドセット
    6-1. クライアントと「共創」する姿勢
    6-2. 小さく始めて大きく育てる柔軟性
    6-3. 継続的な改善へのこだわり
  7. 開発会社選定のチェックリスト
  8. まとめ:選ばれる会社とは「技術+人+文化」
  9. おわりに

 

1.はじめに

近年、DX(デジタルトランスフォーメーション)の波が業界を超えて広がり

企業の競争優位性を左右する重要なテーマとなっています。

そんな中で「どの開発会社と組むべきか?」という問いは、多くの経営者・担当者が直面する課題です。

技術力が高いだけでは不十分で、

スピード感、提案力、組織文化の成熟度がパートナー選定の決め手となります。

本記事では、DX時代に「選ばれる開発会社」に求められる条件を、具体例を交えて深掘りしていきます。


2. スピードこそ最大の競争力

2-1. 開発スピードがビジネスを左右する時代

DXの世界では、企画からリリースまでのスピードが成果を大きく左右します。

たとえば、新規事業の立ち上げにおいて半年の遅れは致命的です。

競合が市場を先に抑えてしまえば、どれだけ品質が高いプロダクトでも出遅れ感は否めません。

したがって、クライアントは「スピードを実現できる開発会社」を強く求めています。

 

2-2. スピードを実現する3つの仕組み

  • アジャイル開発の徹底:要件を固めすぎず、まずはMVP(Minimum Viable Product)をリリースし、ユーザーの声をもとに改善する。
  • 小規模・高密度チーム:5〜7名程度のチームで意思決定を素早く行い、不要な会議や承認プロセスを削減する。
  • 標準化された開発基盤:CI/CD環境や自動テストを整備し、リリースに伴う心理的・技術的ハードルを極限まで下げる。

 

2-3. 実例:6ヶ月の開発期間を2ヶ月に短縮

ある小売業向けアプリ開発では、通常であれば6ヶ月かかるスケジュールを

アジャイル開発と既存ライブラリの活用により2ヶ月でリリース。

結果として、競合に先んじて市場投入でき、大きなシェア獲得に繋がりました。

 


3. 提案力:単なる受託からの脱却

3-1. クライアントは「作る会社」ではなく「考える会社」を求めている

従来の受託開発は「仕様書通りに作る」ことが中心でした。

しかしDX時代に求められるのは、クライアントの事業理解を踏まえ

ビジネスゴールから逆算した提案ができることです。

つまり「言われたものを作る会社」ではなく「一緒に考える会社」であることが選定基準になります。

 

3-2. 提案力を支える要素

  • 業界知識の蓄積:特定業界の業務フローや課題を理解しているか。
  • ユーザー視点:エンドユーザーの行動・心理を理解し、体験価値を設計できるか。
  • 数字への意識:提案が売上向上やコスト削減など具体的なKPIに紐づいているか。

 

3-3. 提案例:物流業界の業務改善

ある物流会社では「配送管理アプリを作りたい」という要望がありました。

通常であればアプリ開発に直行しますが

ヒアリングを重ねると「実は紙の伝票入力がボトルネック」だと判明。

そこでアプリ開発ではなく、まずはOCRによる伝票自動入力を提案。

結果、全体の配送効率が向上し、クライアントから高い評価を得ました。

 


4. 組織文化と開発文化の重要性

4-1. なぜ文化が選定基準になるのか

「文化」というと抽象的ですが、開発の現場では極めて具体的な成果をもたらします。

健全な組織文化は、

エンジニアが長期的にモチベーションを保ち、チームとして持続的に成果を出すために不可欠です。

 

4-2. 良い開発文化の3要素

  1. 心理的安全性:意見を自由に言える環境があることで、バグやリスクが早期に共有される。
  2. 学習意欲の高さ:新しい技術やフレームワークを自発的にキャッチアップする習慣がある。
  3. 透明性:タスク管理や進捗共有がオープンで、誰でも状況を把握できる。

 

4-3. 実例:属人化を防ぐ仕組み作り

あるプロジェクトでは、過去に「特定のエンジニアしか分からないコード」が問題となっていました。

そこで文化として「コードレビューを必ず2人以上で行う」ルールを導入。

結果、知識の属人化を防ぎ、チーム全体の生産性が大幅に向上しました。

 


5. 技術力は前提条件に過ぎない

5-1. 技術だけでは差別化できない

最新のフレームワークを扱える、クラウドに強い──

こうした技術力はもちろん重要ですが、今の時代は多くの会社が一定以上の水準をクリアしています。

したがって「技術力が高い」というだけでは選ばれません。

 

5-2. 技術力を価値に変えるための条件

  • ビジネスゴールとの接続:技術がどう事業成果に繋がるのかを説明できる。
  • 運用視点:リリース後の保守・拡張を見据えた設計ができる。
  • 人材育成:社内で技術を共有し、再現性のあるチームを作れる。

 


6. 選ばれる会社に共通するマインドセット

6-1. クライアントと「共創」する姿勢

単なるベンダーではなく、パートナーとして寄り添い、一緒にゴールを描く意識が不可欠です。

会議では「どうすればできますか?」ではなく「なぜそれをやるのか?」を問い直す。

これが信頼関係の土台になります。

 

6-2. 小さく始めて大きく育てる柔軟性

大規模開発をいきなり始めるのではなく、まずは小さな実験を繰り返し、その成果を積み上げる。

失敗を許容する文化とセットで、長期的な成果に繋がります。

 

6-3. 継続的な改善へのこだわり

「納品して終わり」ではなく「リリース後の改善」を当たり前にする。

データを分析し、機能追加や改善を重ねることで、

プロダクトはようやく「生き物」として育っていきます。

 


7. 開発会社選定のチェックリスト

実際に開発会社を選ぶ際にチェックすべきポイントをまとめます:

  • 過去の実績だけでなく、開発プロセスを具体的に説明できるか。
  • スピード感を担保するための**仕組み(アジャイル、CI/CD)**を持っているか。
  • 仕様書外の課題にも踏み込み、提案力を発揮しているか。
  • チームの文化・働き方が透明に示されているか。
  • リリース後の保守・改善体制が整っているか。

 


8. まとめ:選ばれる会社とは「技術+人+文化」

DX時代において、選ばれる開発会社は「技術力がある会社」ではなく、

「スピード・提案力・文化」を兼ね備えた会社です。

クライアントの課題を共に考え、素早く形にし、改善を続ける。

その積み重ねが信頼を生み、長期的なパートナーシップに繋がります。

選ばれる会社であるために、私たち自身も常に学び続け、文化を育て、挑戦を恐れずに進んでいきます。

 


9. おわりに

本記事では、DXの文脈における「選ばれる開発会社」の条件を整理しました。

もし現在パートナー選定に悩んでいる方がいれば、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

そして私たちも、選ばれる存在であり続けるために、

スピード・提案力・文化の3本柱を磨き続けていきます。

 

 

※こちらの記事は、2025年8月頃に撮影しました下記弊社YouTube動画を元に作成しております。

 

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