【お小遣い】月3万円は少ない!?そもそもお小遣い制はありなのか?
2025.6.18
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- 代表取締役浦谷 将太
- 南山大学を卒業後、Web制作、AIチャットボットKUZEN、アプリ受託開発、ITコンサルティング事業に累計約6年間携わり、営業経験は約10年。
2021年に株式会社Desafiosを設立し、Webアプリ開発、セールスマーケティング支援、コンサルティング、DX支援事業を行う。
アプリ開発やWeb制作プロジェクトでは、PMやPMO、コンサルタントとして、プロジェクトマネジメントやコンサルティング、COO代行業務などを担当し、クライアントの目標達成に向けて尽力している。受託案件実績は200件以上。
カスタマーサクセスの精神を大切にしながら、顧客のビジネス成長を支援。
- 所有資格
- 宅地建物取引士、日商簿記2級
【目次】
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はじめに:違和感の正体は「経営視点」の欠如だった
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「お小遣い制」は“経営不全”のサインか?
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家計とは“共同経営”のプロジェクトである
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お金は「信頼のバロメーター」
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「自己資金のない経営者」は動けない(飲み会=将来の仕事につながる)
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家庭を「ビジネスモデル」として再設計しよう(投資判断と成長の視点)
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まとめ:夫婦は「経営チーム」である
1. はじめに:違和感の正体は「経営視点」の欠如だった
「月3万円のお小遣いじゃ、全然足りない」
ある男性がこぼしたこの一言に、私は深い違和感を覚えました。
それは金額の問題ではなく、その“構造”にあります。
この言葉の裏には、
「家計の意思決定は自分にはない」
「限られた予算の中でやりくりするのが自分の立場」
という、ある種の“被管理者”マインドが見え隠れしていたのです。
私は仕事柄、多くの企業や経営者を見てきました。だからこそ思うのです。
「家庭もまた、立派な“経営体”である」と。
2. 「お小遣い制」は“経営不全”のサインか?
企業で考えてみましょう。
仮に一方の役員が、会社の収支も資金繰りも全て管理し、
もう一方の役員には「月3万円まで経費を使っていい」と指示したとします。
これで本当に“共同経営”が成り立つでしょうか?
お小遣い制という仕組みは、
家庭内に「支配−被支配」「管理−被管理」という構図を生みがちです。
これでは夫婦は“パートナー”ではなく、経営と現場の「上司−部下」のような関係になってしまいます。
3. 家計とは“共同経営”のプロジェクトである
夫婦とは、家庭という法人格を共同で運営する「共同経営者」です。
にもかかわらず、お金の意思決定をどちらか一方が独占していれば、それは「ワンマン経営」です。
企業であれば、資金の流れは共有され、使途は目的に基づいて合議で決定されるのが当たり前。
それと同じように、家庭の収支もオープンにし、
「どう使うか」を一緒に設計することで、本当の意味での“家庭経営”が成り立ちます。
4. お金は「信頼のバロメーター」
多くの経営者が口にします。
「社員にどれだけ任せられるかは、信頼関係に比例する」と。
これは家庭にもそのまま当てはまります。
「夫(妻)に自由にお金を使わせると何に使うかわからない」という発想は、
信頼ではなく“監視と制限”に基づく関係です。
経営でも、「承認がなければ経費を1円も使えない」ような会社は、
創造性もスピードも失われていきます。
家庭も同様に、一定の裁量があるからこそ、自律的な判断が生まれ、お互いのリスペクトが深まるのです。
5. 「自己資金のない経営者」は動けない
たとえば、自営業者やフリーランス、あるいは企業で出世を目指しているビジネスパーソンにとって、
「自由に使える資金=裁量資金」は投資の源泉です。
特に飲み会や懇親会は、単なる浪費のように見えて、
実は「将来の収益につながる可能性を秘めたマーケティング活動」でもあります。
人と会い、関係を作り、信頼を得る──
そこから仕事が生まれるのは、ビジネスの現場ではよくあること。
つまり、飲み会や交際費は「未来への投資」なのです。
しかし「今月のお小遣い、あと1,500円しかない」となれば、声をかけられても行くことすらできない。
このとき、本人の能力やチャンスがどうであれ、「資金不足」によって可能性が潰されてしまいます。
経営でも同じです。資金に余裕がない企業は、良い話があっても動けません。
それが続けば、チャンスを逃し、やがて競争力を失っていくのです。
6. 家庭を「ビジネスモデル」として再設計しよう
「飲み会に行くのは無駄遣い」「副業の勉強に課金するなんて贅沢」
こういった価値観は、短期的には節約になるかもしれません。
しかし、経営目線で見ればそれは**可能性への“資本投入拒否”**です。
ROI(投資対効果)は最初からは読めません。
ビジネスでは「何が返ってくるか分からないから、投資しない」ではなく、
「何が返ってくるか分からないからこそ、試す」という柔軟性が求められます。
家庭もまた然り。
パートナーの成長に資金を回すことは、
結果的に家族全体の収入アップや豊かさに繋がる可能性があります。
だからこそ、「使わせない」ではなく「どう使ってもらうか」「どう判断するか」という、
“任せる経営”の視点が必要なのです。
7. まとめ:夫婦は「経営チーム」である
家庭は、人生最大のプロジェクト。
そこを一緒に運営するパートナーと、お金の面で信頼し合えていないのは、大きな機会損失です。
「お小遣い3万円」は、単なる金額の問題ではありません。
それは、関係性の設計ミスであり、「経営の失敗」かもしれないのです。
まずは、パートナーとの対話から始めましょう。
それが、家庭経営の未来を変える第一歩になるはずです。
※こちらの記事は、2025年4月頃に撮影しました下記弊社YouTube動画を元に作成しております。
【お小遣い】月3万円は少ない!?そもそもお小遣い制はありなのか?
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