【キャリア解説】1500万円規模の案件を動かすPMのキャリア戦略とは?
2025.9.3
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- 代表取締役浦谷 将太
- 南山大学を卒業後、Web制作、AIチャットボットKUZEN、アプリ受託開発、ITコンサルティング事業に累計約6年間携わり、営業経験は約10年。
2021年に株式会社Desafiosを設立し、Webアプリ開発、セールスマーケティング支援、コンサルティング、DX支援事業を行う。
アプリ開発やWeb制作プロジェクトでは、PMやPMO、コンサルタントとして、プロジェクトマネジメントやコンサルティング、COO代行業務などを担当し、クライアントの目標達成に向けて尽力している。受託案件実績は200件以上。
2022年より不動産賃貸業を開始。累計19棟の戸建てを取得し、自社で宅建業も展開。金融機関12行との取引実績を持ち、累計調達額は7,470万円に達する。
カスタマーサクセスの精神を大切にしながら、顧客のビジネス成長を支援。
- 所有資格
- 宅地建物取引士、日商簿記2級
目次
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はじめに
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プロジェクトマネージャーに求められる役割とは
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相澤氏のキャリアパス:エンジニアからPMへ
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1500万円規模案件を動かすために必要なスキルセット
4-1. 技術的理解と実務経験
4-2. ビジネス視点と判断力
4-3. 信頼関係を築くコミュニケーション力 -
PMとして案件を成功に導くための実践知
5-1. モデルケースを持つ重要性
5-2. 最低限とプラスアルファを仕分ける力
5-3. 報告・予算調整のコツ
5-4. 集中力を高める「ゾーン」に入る方法 -
顧客とエンジニア、両者をつなぐ「翻訳者」としての役割
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エンジニアのマネジメントに必要な視点
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500万円案件と1500万円案件の違い
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PMを目指す人へのメッセージ
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まとめ
1. はじめに
システム開発の現場では、数百万円規模から数千万円規模まで多様な案件があります。
その中で「1500万円規模の案件」を動かすプロジェクトマネージャー(PM)は、
単なる進行管理者ではなく、
技術・ビジネス・人間関係を総合的にマネジメントできる存在が求められます。
今回は、実際に1500万円規模の案件を担当している相澤氏のキャリアを紹介しつつ、
どのようにしてそのレベル感に到達したのか、
また、今後PMを目指す方がどのような戦略を持てばよいのかを解説していきます。
2. プロジェクトマネージャーに求められる役割とは
PMは単に「進行を管理する人」ではありません。
案件を受注し、顧客と合意を形成し、チームを導きながら納品と成果創出を確実に実現する責任者です。
特に数千万円規模のプロジェクトになると、
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スケジュール管理
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コスト配分
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技術的判断
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チームマネジメント
-
顧客折衝
これらすべてに一定以上の解像度が求められます。
3. 相澤氏のキャリアパス:エンジニアからPMへ
相澤氏は元々ゲーム開発エンジニアとしてキャリアをスタート。
その後、データサイエンティストとして広告運用やWebサービスのグロースを経験し、
最終的にPMへと転身しました。
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エンジニア経験(約5年)
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フロントエンドリード
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UX改善
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バックエンド・DB・インフラ構築も経験
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データサイエンス経験
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広告運用やWebサービスの成長戦略
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PM転身
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技術とビジネス双方の理解を背景に、案件責任者へ
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年数よりも「どれだけ幅広く手を動かしたか」が大きなポイントだったと本人は語っています。
4. 1500万円規模案件を動かすために必要なスキルセット
4-1. 技術的理解と実務経験
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見積もりや工数算出には一定のエンジニアリング理解が不可欠。
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「技術的に可能」と「現実的に可能」の違いを理解することがPMの役割。
4-2. ビジネス視点と判断力
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顧客にとって本当に必要な機能は何かを仕分ける。
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最低限の納品要件とプラスアルファを見極める。
4-3. 信頼関係を築くコミュニケーション力
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即レス習慣やプラスアルファの情報提供で信頼を獲得。
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「伝わらなかった場合は自分が悪い」と考える姿勢。
5. PMとして案件を成功に導くための実践知
5-1. モデルケースを持つ重要性
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「この人のようになりたい」と思えるモデルを持つこと。
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1人を完全に真似するのではなく、複数の人の長所を組み合わせる戦略。
5-2. 最低限とプラスアルファを仕分ける力
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全てを完璧にやろうとすると破綻する。
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必須要件と追加価値を明確に仕分けることがPMの肝。
5-3. 報告・予算調整のコツ
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報告は「信頼関係」が前提。
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普段からのメモ習慣が予算・仕様の議論で威力を発揮。
5-4. 集中力を高める「ゾーン」に入る方法
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「この時間は作業だけに集中する」と予定をブロック。
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PMでも実装や設計作業時間を意識的に確保する必要がある。
6. 顧客とエンジニア、両者をつなぐ「翻訳者」としての役割
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顧客 → ビジネス言語
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エンジニア → 技術言語
PMはその両者の橋渡し。
例えば「技術的に可能」という回答は、顧客視点では「実現できる」と誤解されやすい。ここを翻訳して、現実的な判断に落とし込むことが重要です。
7. エンジニアのマネジメントに必要な視点
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エンジニアの得意不得意を見極める。
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スペシャリスト志向のメンバーが多いため、興味・強みを尊重。
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「あなたに興味があります」という姿勢がチームを強くする。
8. 500万円案件と1500万円案件の違い
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500万円案件
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小規模チーム、PMが実務を兼務することも多い。
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1500万円案件
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チーム規模拡大、顧客折衝・スケジュール調整の比重増大。
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「信頼」と「仕分け力」がより重要。
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9. PMを目指す人へのメッセージ
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自分の強み・弱みを正しく認識する。
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できない部分を補いながら少しずつ案件規模を広げる。
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考えることをやめない習慣が、案件単価を自然に引き上げていく。
10. まとめ
1500万円規模のプロジェクトを動かすPMには、技術理解・ビジネス判断・信頼構築の三拍子が不可欠です。
一撃必殺のスキルはなく、日々の積み重ねと信頼関係が案件成功のカギ。
これからPMを目指す方は、
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幅広い実務経験を積む
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モデルケースを持つ
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技術とビジネスを両立させる視点を鍛える
これらを意識することで、より大きな案件を任されるキャリアへと近づけるはずです。
※こちらの記事は、2025年5月頃に撮影しました下記弊社YouTube動画を元に作成しております。
【キャリア解説】1500万円規模の案件を動かすPMのキャリア戦略とは?
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