新規事業立ち上げ編|起業したらまずは何をするべき??チャンネル登録者数3.7万人のAIディレクターKEITOさんと対談
2023.12.28
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三浦
よろしくお願いします。
浦谷
本日はコンサルティングについて話していきたいと思っています。
僕が今コンサルとして入らせていただいてるのが「新規事業立ち上げ」と「営業」の部分なのですが、三浦さんの得意分野である「YouTube」と「チャットGTP」についてもお話を伺っていきたいと思います。
三浦
はい、お願いします。
浦谷
そもそもコンサルティングについてなんですけど、僕は前職時代にチャットボットの会社に務めてまして、僕の直上司が代表取締役で、副社長がCTOだったのですが、2人ともコンサル出身の人だったんですよ。
その人達と一緒に働くまでは、「コンサルって怪しいな」という印象だったんです。
三浦
うんうん。
浦谷
ただ、そういうガチ勢のコンサル出身の人とかと一緒に働く中で、「コンサルやべえ」みたいな、めちゃめちゃ良い意味でやべえと思ったんですよね。
もちろん知識もやばいし、経験もあるし、経営者マインドも持ってる。
やっぱりそういう人って1日稼働すると10万円以上みたいな感じだと思うんです。
経営してて、自分の会社のある中で技術コンサルとか、経営コンサル入るみたいな感じで1日10万円みたいな感じでやってたんですけど、その人たちはすごいなと思いながらも、僕は自分がコンサルをやることにしっくりきてなくて。
どちらかと言うと、僕は営業とか、自分で経営したりとかした方が良いと思っていて、最近の事業ドメインとしては、受託開発みたいなものが多かったんですよ。
でもやっぱり開発って、その事業をやっていく中で後の工程っていうか、「今の既存事業ですごい利益が出てきてるから、その利益をアプリに投資しよう」とか「自社コンテンツに投資しよう」みたいなフェーズだから、例えば「事業を立ち上げると同時にアプリ作りたいです」みたいなパターンて、「まず資金はどうする?」ぐらいのところが始まるけど、やっぱりそういう例が多いんですよ。
「アプリって300万ぐらいかかるんですけど大丈夫ですか?その300万をどうやって用意する予定ですか?」みたいなところがあったりとか。
三浦
よくありますね。
浦谷
結構ざっくりしたアイデアを持ってるんだけど、もっと詰めないとアプリって作れないですし、もっと要件決めないといけないし、マネタイズのポイントとか決めないといけないし、「まずはそこからじゃないですか」みたいなことが多くて。
僕はアプリを作るっていう頭しかなかったんで、それだと案件を前に進められなかったんです。
ある日突然、他の方と一緒に営業してた時に、「アプリ開発はもうちょっとフェーズ的に後ですね。最初に会社を作ったりとか、会社の役員決めたり、ドメイン作ったり、ホームページもまずいりますよね」みたいなシーンになって、そういう提案をしたら「ぜひ協力してください」と言ってもらって、「これ結構需要あるな」って思ったんですよね。
そういう意味では、新規事業立ち上げの「起業について」の目線で、どうやってお金儲けるのかというところから入っていくのは、結構需要あるなと思いました。
やっぱり最初って「どうマネタイズしていけばいいのか分からない」みたいな時があると思うんですよ。
そういうところからサポートして、一緒にその会社で利益作っていくみたいな感じで、新規事業について動いてるってところがありますね。
三浦
めちゃくちゃ分かります。
今の流行りもので言ったらチャットGPTがありますけど、それを使ってお金を儲ける手段っていうのは無限大にあって、実際にどっかのプラットフォーム使ってお金儲けるって事は簡単にできるんですよね。
浦谷
そうですね。
三浦
それができた上で、「もっと稼ぎたいから起業したいな」っていう風にやっぱり考えるんですよ。
僕自身「そのチャンスは逃せないからすぐ会社にしちゃって、すぐ新しい事業を立ち上げて、すぐ稼いじゃおう」みたいな考えがあったんですが、新規事業の立ち上げを一人でやるっていうのは結構辛いし、フォローしてくれる人がいたら助かるし、その1個1個の点で見た時に、自分でも分からない所っていっぱいあるから、そこをフォローしてくれるようなコンサルみたいなのがあれば良いですね。
その先にチャットGTP使って、「面白いシステムを作りたい」とか、そのシステムを作ってマーケティングして、「そのシステムを広げたい」とかって、全部一連の流れであるんですよね。
なので、そこができるっていうのはめちゃくちゃ強いなと思いました。
浦谷
そうですね。
やっぱり「どのぐらいのお金でコンサルしてもらえるのか」という疑問があると思ってます。
三浦
あぁ、確かにそこは難しそうですね。何千万っていうイメージがありますね。
マネタイズが見えているなら、月に数十万とかでやってもいいかなとは思いますね。
浦谷
最近コンサルとかめっちゃ勉強してて、あるあるのセールストークとして、
「僕はコンサルタントとして入って、三浦さんの会社で役員並みの仕事をします、役員のパフォーマンスを出して頑張ります」
「ただ、報酬は新卒程度の20~25万ぐらいでいいですよ」
みたいなのがあるんですよ。
三浦
へぇ、そうなんですね。
浦谷
ただ、発注者側としては「そのコンサルは時間単価いくらで、何時間稼働してくれるの?」っていう点がめっちゃ気になるんですよ。
20~25万って、それによっては高かったり安かったりするじゃないですか。なのでそこの透明性があった方がいいなと思っています。
例えば「このコンサルは、時間単価がこのくらい欲しいです」となった場合、「1時間半稼働するから、こういう風にタイムチャージさせてください」とか「3時間稼働するから、こういうタイムチャージさせてください」っていうモデルが結構良いなと思っています。
事前に上限時間を決めて、誰が何を何時間してくれたのか、それに対して精算が発生するっていうモデルは結構色々な人に届きやすいかなって思います。
例えば、三浦さんが営業の部分で困っている場合、1人月営業をアサインするのって結構高いじゃないですか。
そこを、例えば1ヶ月で10時間だけサポートしてくれて、時間単価5000円で、「具体的にどういう稼働をして、どういうサポートしたのか」っていうのが明確であれば、結構中長期でご一緒できるし、発注もしやすいかなと思います。
具体的に今、新規事業立ち上げをどうしてるのかっていうところを話すと、「そもそも何をやるのか」みたいなところを決めて、例えばスタートアップやりたいっていう人がいたとしても、やっぱりスタートアップってマネタイズまでがめちゃめちゃ遠いと思うんですよ。
なので「そもそもそれでいいんでしたっけ?」ぐらいのところから行ったりとか、「何年後にどうなりたいのか?」みたいなところとかも結構あると思っていて。
例えばお金っていう価値観が強いとか、プロダクトをもっと広めたいとか、この課題に対してこう解決していきたいとか、色々あると思ってて、そういったコーチング的な部分から相談させてもらって、じゃあ事業をやるんだったら受託からやった方がいいのか、それともSESがいいんだっけとか、受託もECの中でやってた方がいいのか、みたいなところからディスカッションして、「じゃあこういう風に営業していきましょう」とか「こういうのやっていきましょう」みたいな感じで結構決めてて。
この座組も、新規事業に参画させてもらえた方でコンサルとか経験してきてる人って単価高くなりがちだと思うんですよ。
その人はその人で重要だと思うし、あとはもう実行する人みたいなところをチームで入っちゃって、あんまりコンサルは実行せずに、実行チームの担当者がどんどん営業していったりとか、資料を作ったり分析したりとか、みたいな感じでしていくと、結構予算も最適化できるし、バリューは出せるんじゃないかなと思ってて、実際にそのやり方で僕たちは会社経営して利益作ってるんで、そこをまるっとクライアントの会社でやるみたいな感じで、新規事業立ち上げをやってますね。
コンサルも新規事業代行みたいな感じでやってます。
三浦
間違いなく需要はありますよね。
浦谷
それであれば、透明性のある費用感でできるし、代行までできるし、ディスカッションだったり考える部分もサポートしたりとかできるんで。
10ヶ月前ぐらいに不動産事業を立ち上げて、新規のところに参入していくって、普通であればその業界に就職して、色々教えてもらって、ノウハウ身に付けてから独立するみたいな感じじゃないですか。
三浦
はい。
浦谷
ただ僕たちみたいに独立しちゃったら、そんなこと毎回できないと思うんですよ。
「この事業やりたいからここに就職する」みたいなことはできないので、僕がすごい助かったのはやっぱりコンサルの人だったんですよね。
不動産コンサルの人に入ってもらって、物件買う時に見てもらったりとかして、「こういうところを気をつけてください」「この物件は絶対ダメです」とか、「この物件は買いです」みたいな感じで言ってくれるコンサルがいて、それはもちろん最後に決めなければいけないのはやっぱり自分だと思うんですが、そういった情報があった上で意思決定をしてるのか、その情報がないのに意思決定するのかは全然違うと思うんですよ。
三浦さんは主にWebのマーケティングとか、制作とか支援されてるかなと思うんですけど、「新規事業でこういうのはコンサル入れた方が良いんじゃない?」とか「こういうチーム、こういう発注の仕方をした方が良いんじゃない?」みたいなところはありますか?
三浦
Web制作に限定されるんですけど、自分がやってきたのはコンサルに近い形です。
お客様の要望は「とりあえず売れるサイトを作りたい」ってだけじゃないですか。
それで見積もりくださいって言われても、それだけじゃ出せないので、コンサルみたいな形でお客さんのやりたいことをどんどんヒアリングして、それを適用した見積もりを作っていくってことをしてました。
言い方を変えればコンサルに近いような形で、「あなたが作りたいWebサイトはSNSマーケティングの課題もあるから、マーケターをアサインして、月額2万円ぐらいで月に何回か投稿するっていうオプションも付きます」とか、あとはそもそもの設計の仕方も分かってないわけなんで、そこはディレクターの仕事として0を1にするところからも仕事になってますし、何もかも仕事になりますね。
浦谷
その設計っていうのは、どういうサイトを作るのかっていうワイヤーとか、どういう時間軸で、どういう風にした方がいいんだよみたいなことですか?
三浦
そうですね。
あと誰に売りたいかとか、どんな単価だと売れるのかとかも考えたり、全部を考えますね。
浦谷
単純にコンサル会社とかじゃなかったとしても、強いWeb制作会社とかWeb系の会社ってそういうところから当たり前のようにサービスの中に入ってるっていうのはありますよね。
三浦
そうですね。
だからコンサルとしてやってるんじゃなくて、それがデフォルトになっちゃってるんですよね。
でも形を変えればコンサルティングなんですよね。
浦谷
単純にただ作るだけで、チャットGTPとかAIが出てくるとコンサルの価値が薄くなっちゃうと思ってるので、考える部分とか設計とか、企画の部分っていうのが人間としてバリューが出しやすい部分だと思いますし、お客さんもそこにお金使った方がいいなと思いますね。
三浦
「誰かにお願いする必要ないから自分でやった方がいいですよ」っていうのもコンサルだと思うんですよね。
お金の使い方を教えるみたいな。
浦谷
めっちゃ分かりますね。
アプリ開発会社目線で言うと、全部「代行しますよ」とか「請け負いますよ」みたいなのがどうしてもセールストークになっちゃうじゃないですか。
ただ、コンサルとして提案したら「そもそも今アプリ作る必要あるんでしたっけ?」みたいなところから提案できたりとか、「請負やめた方が良いですよ」みたいな感じの意見も言えたりとかするんで、そういう中立なポジションでちゃんと意見してくれてる奴っていうのはすごい必要なのかなと思いますね。
三浦
めちゃくちゃやってましたね。
「そもそもお客様の要望に本気で答えるなら、色んなCMS(コンテンツマーケティングシステム)を入れてちゃんと作ってかないといけないけど、400万ドルがかかりますよ。
でも実際やりたいことがWebサイトを作って、モノをただ売りたいってだけだったら、shopifyとかのテンプレート使って自分の手でやっちゃえば可能ですよ」みたいなことは結構提案しますね。
浦谷
制作会社としてその提案をするって企業ポリシーがありますよね。
制作会社だけで考えると「それをやりたいんだったらぜひやらせてください」みたいになりがちじゃないですか。
三浦
やっぱり制作会社も2種類あるじゃないですか。
直でやり取りしてるのと、下請けのタイプだったりとかがあると思ってて。
下請けはやっぱり何でもやると思うんですけど、直でやるってなるとお客さんも全力じゃないとこっちが事故るっていうか。
なので、揺らぐ思いでこっちに依頼してると、後々めんどくさくなりますよね。
浦谷
本気でこの会社に依頼したいと思ってくれてないと、ってことですかね?
三浦
そうです。
本気で「いいもの作って、いい結果出せるって思ったから依頼してる」っていう流れでやってもらわないと。
浦谷
それはあるかもしれないですね。
三浦
なるべく本当のことは全部言うみたいなことは心がけてました。
浦谷
めっちゃわかります。
不動産会社ですごいしっかりしてる人って、リスクとかデメリットは絶対に契約前に全部言ってくるんですよ。
「これを理解して契約してくださいね」っていう風に握ってくる。
そこですごく思ったのが、僕はビジネスのトラブルがそんな怖いっていう風にあんま思わないタイプで、耐性めっちゃ強いんですけど、トラブルは誰にもメリットないんですよね。
僕らもメリットないし、お客さんにもないし。じゃあなんでトラブルが起きるのかっていったら、事前説明が甘かったりとかだと思うんですよ。
事前にちゃんとリスクを話してないから、後出しになっちゃって言い訳になるみたいな。
そこは広い意味でもコンサルティングだし、中立な立場で意見が言えるってのはすごい大事。
僕は営業マンでもあるし、コンサルを今してるからすごいわかるんですけど、「売りたい何か」があってコンサルティングすると、「売りたいもの」を売っちゃうんですよ。
三浦
わかりますね。
浦谷
やっぱり営業マンだと絶対そうなるんですよ。
売るのが仕事だから、売っちゃうんですよね。
だから、売るものがなくてコンサルで入ってると結構中立にできたりしますね。
コンサルタントとしてアサインされてる場合は自分が売りたいものを売ったらダメだと思うんですよ。
そこは発注者側も、めちゃめちゃ気をつけないといけないかなと思いますね。
「コンサルだと思ってたけど、結局営業してるじゃん」みたいなパターンも多分あると思うし、逆に中立な立場をしてくれてる人がいたら、適正な意思決定を進めていける。
本当に安くて良いものを選べるっていう感じで意思決定できたりとかするんで、コンサルのポジションを見極めることが大事かもしれないですね。
三浦
そうですね。
浦谷
本当に仲間として動いてくれてるのか、それともただの営業なのかみたいな。
三浦
たしかに。
株式会社Desafios
営業代行から要件定義・開発・デザイン・マーケティング支援まで、ワンストップでサービスを展開。
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- 浦谷 将太
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浦谷
本日は三浦さんにご参加いただきます。